PIXIV FANBOXにて、アイドルコネクト公式FC始まりました。
年に一度しか書かないブログですが、アイコネちゃんには思い入れがあるので、今回ばかりは少しだけ書きます。
今回の再始動に至ったのは、2016年11月にサービス終了してから今まで、惜しむ声や再開を願う声を絶やさず上げ続けてくれたみんなのおかげです。
それがなければ、3ヶ月で終わってしまったコンテンツが、細々であってもここまで続くことはありませんでした。
本当にありがとうございます。
ある意味、こんなに幸せなコンテンツもないんじゃないかと思います。
ただ、率直に言えば、活動の元手がないのは事実です。
私はアイコネ制作チームの一員ではありつつもフリーの作家なので、内情にそこまで詳しいわけではありませんが、それは確かです。
CD発売やリリイベなど、サービス終了してから今に至るまでの展開も、主に社長が自腹を切って頑張ってくれた経緯があります。
ほかにもストリエの連載などは元ディレクターの葉巡氏が見返りなしで続けてくれていました。
われわれは会うたびに「アイコネをどうにかしたい」と話し合いをしてきました。
キャストの方々も気にかけてくれて、再始動のための協力も申し出てくれました。
クリエイターにとって生み出したキャラクターは、実の子どもも同然です。
これはちょっと私の個人的な考えになるかもしれません。
そんな彼女たちがゴールにたどり着くことができず、物語の途中で未来が閉ざされるというのは、残酷ではないですか。
漫画やライトノベルでも、いわゆる「打ち切り」というのがあって、売上が見込めないコンテンツは物語が構想の半ばであっても、終了を余儀なくされます。
自分もそれを何度も経験しました。
悔しいし悲しいし、納得できないと編集に噛み付いたこともあります。
だけどそういう不遇なコンテンツは世の中に山ほどあって、業界の先達に「そういうものだ」と言われてしまえば、そういうものかと思わされてしまいます。
それでずっと我慢もしてきました。
でもやっぱり違うと思うんです。
もちろん商売の観点からは理解しています。
だけど夢と希望を持って生まれた彼女たちが、その道半ばで葬られることをよしとする感性を持ち合わせたくはないのです。
馬鹿なことを言っていると思われるかもしれませんが、これは変わりません。
自分は商業作家に向いてないんじゃないかと思うこともあります。
だから、アイドルコネクトという作品の中で生まれた愛すべき9人のアイドルたち、そしてそれを支える事務員やコーチたちが、たどり着くべきところにたどり着かせてやりたいのです。
「クリエイターにとって」と言いましたが、実はこの気持ちは、これまでアイドルコネクトを応援し続けてくれた諦めの悪い同志たちも同じなんじゃないかと思います。
だからこんなに長いこと応援し続けてくれたんじゃないかと思います。
親愛の情をこめて、そんな同志たちをゾンビと呼びます。
愛すべきゾンビのみんな。
頼もしきゾンビのみんな。
力を合わせて彼女たちをゴールに連れていってあげてもらえませんか。
彼女たちを憧れたライブの舞台に連れていってあげてもらえませんか。
もちろん私も腐れゾンビです。
制作チームとしての仕事もしますし、一ファンの立場で支援もしていきたいと思います。
アイドルコネクトというのはとても特異なコンテンツです。
走り方はしばしば不器用だったかもしれませんが、愛と真心を燃料に、応援の声を追い風にしながら走り続けてきた奇跡の船です。
だからこそ誰にもできなかったことができるかもしれません。
これまでの常識を覆すことができるかもしれません。
たった3ヶ月で終わってしまったか弱いコンテンツが、誰も見たことのない景色を見せてくれたら胸がすくじゃないですか。
みんなの力に頼らなければいけないのが辛く、情けないところですが、どうか力を貸してください。
今回のファンクラブ開設によって、直接支援できる場ができました。
1000円の支援からあります。
もちろん無理したらだめです。
できるところからで大丈夫です。
ただ応援の声を上げてくれるだけでも十分です。
見てくれること、話題にしてくれることが力になります。
限定コンテンツの内容もまだ満足いくものではないかもしれません。
だけど少しずつ充実させていきます。
ひとつアイコネに賭けてみよう、そう思ってもらえる熱いゾンビ同志がいたら、よろしくお願いします。
もちろん新規同志も心からお待ちしております!
もう一度、一緒にアイドルコネクトを育ててみませんか。